イタリアのタヤーニ副首相兼外務・国際協力相は16日、ローマを訪問した中国の外交担当トップ、王毅共産党政治局員と会談し、ウクライナに侵攻したロシアに対し、中国が停戦に向けた圧力をかけるよう呼びかけた。イタリア外務・国際協力省が明らかにした。
タヤーニ氏は「中国は平和を実現する上で重要な役割を果たさなければならない」と訴えた。
イタリアのメローニ政権はインド太平洋地域への関与を重視。同地域で影響を強める中国に警戒感を示しているが、会談では経済分野を軸に中国との対話を進めていきたい意向を伝えた。(共同)