世界三大映画祭の一つ、第73回ベルリン国際映画祭が16日(日本時間17日)開幕した。東日本大震災をテーマにした新海誠監督のアニメ映画「すずめの戸締まり」などが、コンペティション部門で主要賞を競う。賞の発表・授賞式は25日(同26日)に開かれる。
開幕式でウクライナのゼレンスキー大統領がオンライン演説し、ロシアの侵攻を批判すると共にウクライナへの支持を訴えた。
日本のアニメ映画がコンペ部門に選出されるのは、2002年に最高賞の金熊賞を獲得した宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以来21年ぶり。
話題の映画を取り上げるベルリナーレ・スペシャル部門に、熊切和嘉監督の「#マンホール」が選出。新進作家のフォーラム部門で、清原惟監督の「すべての夜を思いだす」と、太田達成監督の「石がある」が上映される。(共同)