ペンス前米副大統領は15日、2021年の議会襲撃でトランプ前大統領を捜査している司法省の特別検察官による召喚状に応じない意向だと記者団に明らかにした。「必要なら法廷で争う用意もある」と述べた。米主要メディアが報じた。法廷闘争が長引けば捜査に影響する可能性もありそうだ。
ペンス氏はこれまで副大統領が自ら仕えた大統領について証言するための召喚状に応じた事例はないとし、応じれば「憲法に違反することになる」と説明した。
特別検察官は20年大統領選の結果を覆そうとしたトランプ氏とのやりとりについて関係者を聴取し、支持者による議会襲撃を招いた同氏の責任を追及している。ペンス氏は副大統領として上院議長を兼務し、議会による20年大統領選の結果認定手続きを取り仕切る立場にあった。トランプ氏からは結果を覆すよう求められていた。(共同)