国の重要文化財に指定されている千葉県銚子市の犬吠埼灯台を擬人化したキャラクターが完成した。灯台の最寄り駅は銚子電鉄の犬吠駅で、銚電は19日までキャラクターのヘッドマーク車両を運行している。期間中、運行されない日もある。
キャラクターは格好いい「イケメン」で、「白亜の灯台」の犬吠埼灯台をイメージした白が基調になっているという。犬吠埼という地名の由来とされる源義経にまつわる伝説にちなんだイヌが相棒としてデザインされた。
日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として「燈(あかり)の守り人製作委員会」が各地の主な灯台で、歴史やエピソードをもとにキャラクター化。灯台の新たな歴史や文化的な価値を創出しようと実施している。
製作委員会の柴田英知プロデューサーは、銚子市の越川信一市長にキャラクターの使用権を贈呈。市は多くの事業者に利用してもらって観光PRなどに活用するという。
灯台近くの「犬吠テラステラス」では、その場でキャラクターをプリントする形で、Tシャツやタオルなどを販売している。