週明け13日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落し、下げ幅が一時400円を超えた。日銀の新しい正副総裁の顔触れが前週末10日夕に報じられてから初めての取引となり、大規模な金融緩和策が解除に向かうとの懸念から売り優勢となった。
午前10時現在は前週末終値比214円02銭安の2万7456円96銭。東証株価指数(TOPIX)は5・13ポイント安の1981・83。
10日の取引終了後、日銀総裁に経済学者の植田和男氏を起用する方針が伝わった。植田氏が大規模な金融緩和策の副作用に目配りし、中長期的には解除するとの見方が広がった。
10日の米国市場でハイテク株主体のナスダック総合指数が下落したことも平均株価を押し下げた。