NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第89話が8日、放送され、劇中にファッションモデルで女優の八木莉可子演じる秋月史子が初登場した。彼女の登場により、ヒロインの岩倉舞(福原遥)と梅津貴司(赤楚衛二)の関係に大きな変化が訪れるのではと考える視聴者は多く、SNSにさまざまなコメントが寄せられている。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、舞がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。貴司は舞の幼なじみで、さまざまな局面でお互いに支えとなってきた良き友人。恋愛関係になったことはないが、舞にとって、貴司が歌人として創作活動に勤しむ傍ら営んでいる古書店「デラシネ」は、心の内を素直にさらけ出すことのできる安らぎの場所となっている。
ドラマは第19週「告白」(第87~91話)が放送されており、この日も舞はデラシネを訪問。祖母の才津祥子(高畑淳子)が暮らす五島の人々が、島の特産品をPRする物産展を大阪市内の百貨店で開催することを教え、貴司に一緒に行こうと誘った。喜んで応じる貴司に舞は、顔をまじまじとみつめながら「不安でしゃあない時も、貴司くんの顔見たら、ホッとすんねん。貴司くんの声聞いたら、心があったかくなんねんな。いっつも助けてくれてありがとう」とお礼。貴司も「助けてもろてんのは、僕のほうやで」と返し、「もう、ずっと…」と言いかけたところへ、史子が来店してきた。貴司の長山短歌賞受賞作を読んだという史子は「梅津さんの短歌が大好きです」と熱く語り、自作の短歌を読んでもらえないかと貴司に持ち掛けた。