大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、女優の福原遥が空を飛ぶ夢に向かう主人公、岩倉舞役を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)の第19週「告白」の第88話が7日、放送される。
「舞いあがれ!」これまでの流れ
舞はパイロットになる夢を諦め、急死した父、浩太(高橋克典)の後を継いで実家の工場「IWAKURA」の社長に就いた母、めぐみ(永作博美)を支え、経営難に苦しむ工場の再建に専念することを決意。舞の大口受注獲得や、舞の兄で投資家の悠人(横山裕)が工場を買い取って運転資金を援助したことで、会社は借金を完済した。
入社から4年が経った舞は会社で営業のエースに成長。亡き父の夢を実現するため、めぐみを誘い、航空機産業関連のセミナーに参加した。そこで菱崎重工の重役、荒金正人(鶴見辰吾)と知り合い、IWAKURAで、航空機エンジン用ボルトを試作することになった。従業員たちは一丸となって仕事に取り組み、近隣の仲間たちの協力も得ながら、苦心の末、ボルトを完成させた。その完成度は高く、品質試験もクリアしたが、荒金は、量産体制が整っていないIWAKURAにこの仕事は困難と判断。ライバル会社が請け負うことになったが、IWAKURAには、自動車エンジン用のボルトを発注した。
めぐみは、荒金から改めて航空機産業への本格参入の意向を尋ねられたが、リーマンショック後の経営危機を振り返り、これまで通りの地道な経営を続けると伝えた。舞は、めぐみの堅実な判断を認めたが、大きな目標を失い「これから何目指したらええんか…。何や心にポッカリ穴開いてしもた…」とポツリ。幼なじみの梅津貴司(赤楚衛二)は、そんな彼女を「焦ることないよ。ゆっくり気持ちの流れに任して、新しいことが見つかるまで待ったらええやん」と励ました。