【アナハイム(米カリフォルニア州)4日(日本時間5日)】エンゼルスは4日、左の袖にスポンサーのロゴがついた新しいユニホームを発表。その際、ペリー・ミナシアンGM(ゼネラルマネージャー)が取材に応じ、大谷翔平投手(28)の侍ジャパンへの合流時期などについて語った。主なやり取りは以下の通り。
――大谷は、いつキャンプ地を離れることになりそうか?
「多少前後するかもしれないが、おそらく3月1日に日本へ出発することになると思う。その前に1回は(オープン戦で)先発することになるだろう」
――イニング数や球数は?
「そうしたことについては、まったく心配していない。もう、しばらくアリゾナで調整をしているし、シーズンに向けての準備もできている。彼はそのために必要なすべてをこなしている。彼は、一番手がかからない」
――WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での制限は?
「まったくない。二刀流で出場するだろう。彼と代表チームの考え次第だ」
――現在の状態は?
「ブルペンでも投げ、打撃練習もしている。アリゾナにはマイナーリーガーもたくさんいるが、大谷の練習を間近で見て、それがいい刺激になっているはずだ」
――大谷と再契約をするとなれば、かなりの資金が必要となる。その点については?
「われわれは、大谷が大好きだ。このチームのすべての人が、そう感じている。とにかく、長くいてもらいたいと感じている。いつも、同じことを繰り返すようで申し訳ないが、交渉の経過などについて、口にするつもりはない」
――オーナーは、年俸総額を上げられるのか?
「われわれは長く、リーグの中でも年俸総額はトップ10だ。その傾向は変わらない。勝ちたいという意志は強い」
――アート・モレノオーナーが売却を撤回したことは、大谷との交渉にどんな影響を及ぼす?
「われわれには一定の信頼関係があると思う。だからこそ大谷はこのチームでプレーしている。過去2年で2度、契約で合意している。それも簡単なことではないが、互いに敬意があったからこそ、可能だった。それは変わらない。われわれの関係は素晴らしい。アリゾナで練習をしている本人とは、頻繁に連絡を取り合い、数日前にも話したばかりだ。WBCでは、彼がいかに素晴らしい選手か、世界中に示してもらいたい」