女優、福原遥が主演を務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)第18週「親子の心」の第86話が3日、放送される。
これまでの「舞いあがれ!」
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の岩倉舞(福原)がさまざまな人たちと交流を重ねながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。
父、浩太(高橋克典)の急死でパイロットになるという夢を諦め、実家のネジ工場、IWAKURAで働き、母、めぐみ(永作博美)を支えていくことを決意した舞。営業を任せられると、父譲りの粘り強さで大口の新規受注を獲得するなどして会社に貢献し、4年後には、営業部のエースに成長した。2013年の夏、舞は「飛行機にIWAKURAのネジを載せる」という浩太の夢に向けて始動。めぐみを誘って参加した航空機産業参入支援セミナーで、菱崎重工の重役、荒金正人(鶴見辰吾)と知り合った。菱崎重工は、浩太が工場を継ぐ前に働いていた会社で、舞は後日、荒金から航空機の新型エンジン用ボルトの試作を依頼された。
社員の協力を得てビッグプロジェクトが動き出したが、航空機のエンジンに使うネジはニッケル基合金という硬い素材を加工することが必要で、IWAKURAだけでは作業ができなかった。ベテラン工員の笠巻久之(古舘寛治)は、同じ東大阪の工場に機械を借りることを提案。舞たちは東大阪の仲間から協力を得ることでこの難局を乗り越え、試作品を完成させた。強度試験に臨んだIWAKURAの試作品は、ボルトを引っ張るテストなどで合格。テスト項目は複数あり、最終的な結果は後日、知らされることになった。