ヤクルトの村上は23歳の誕生日だった2日、沖縄県浦添市のキャンプで特大アーチを連発した。2日連続でチームの昼食時間中の打撃練習に取り組み、次々と快音を響かせた。ファンらがどよめく中「しっかりバットを振ることを意識してやっている」とさらりと振り返った。
68スイングで19本の柵越え。中堅122メートルの奥に置かれたスコアボードに3度ぶち当て、うち1度は最上部に当たって弾む圧巻の飛距離をマーク。三冠王の昨季からさらに迫力を増した若き主砲に高津監督は「やっぱりすごいね」と驚愕した。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場のため調整のペースを上げ、12日にDeNAとの練習試合に出場予定。「(実戦では)投手の球を見たりとか、速い球にどういう感じで打てるかとかを意識したい」とイメージを膨らませ「いい体で東京ドームでの中国戦を迎えられるよう頑張りたい」と3月9日のWBC初戦を見据えた。