各地で相次ぐ広域強盗事件のうち、昨年12月に広島市西区の時計買い取り販売店舗兼住宅で起きた強盗殺人未遂事件の被害額が、複数の高級腕時計や現金など数千万円に上ることが1日、捜査関係者への取材で分かった。広島県警は、「ルフィ」を名乗る指示役が関与したとみて、警視庁などと共同で捜査している。
昨年12月21日午後7時半ごろ、広島市西区小河内町の店舗兼住宅に複数人が押し入り、住人の親子3人を縛るなどして現金などを強奪、レンタカーで逃走した。
捜査関係者によると、押し入ったのは4人以上とみられ、1本数百万円の腕時計も奪われた。
親子のうち、息子(49)が頭部負傷で意識不明となり、父親も軽傷を負った。