北海道旭川市の運送会社が下請け業者に委託した業務を巡り、代金を水増し請求させ、会社から約3600万円をだまし取ったとして、北海道警旭川東署は31日、詐欺の疑いで住所、職業不詳の梶顕浩容疑者(53)を逮捕した。当時、会社の発注業務の責任者だったという。
逮捕容疑は、知人と共謀して平成28~29年、下請け業者に12回にわたり、契約金額や業務を水増しして発注。会社に本来より約3600万円多い代金計約7600万円を支払わせた後、さらに関係企業を装って業者から水増し分をだまし取った疑い。
運送会社の社内調査で不正が発覚。署は共謀者や事件の詳しい経緯を調べている。