草なぎ剛が主演を務める連続ドラマ「罠の戦争」(カンテレ・フジテレビ系)。これまでの流れを振り返りながら、30日に放送される第3話のあらすじを紹介する。
「罠の戦争」これまでの流れ
愛する家族を傷つけられた議員秘書、鷲津亨(草なぎ)が、知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる復讐劇。
亨が第一秘書を務めている与党・民政党所属の衆議院議員、犬飼孝介(本田博太郎)が、付き合いの良さと得意の土下座、享の献身的なサポートにより内閣府特命担当大臣に就任。しかし、女性を軽視した発言で世論の強い反発を招き、党や政権の幹部からも、冷ややかな目で見られていた。犬飼が大臣秘書官に引き立てた息子の俊介(玉城裕規)が、地元の建設会社から不正な金を受け取っているとの噂もあった。
そんななか、亨の息子で中学生の泰生(白鳥晴都)が何者かによって歩道橋から突き落とされて意識不明の重体となった。翌日、亨は、捜査を担当する刑事から事故の可能性が告げられ、犬飼からも、事故として受け止め、犯人を追及しないようにと圧力がかかった。拒む亨に、犬飼は俊介の不正献金授受の疑惑を亨になすりつけるようにして脅しをかけ、要求に応じれば、泰生の治療にかかる医療費も支援すると約束した。表向きは犬飼の頼みを受け入れた亨だったが、胸の内には復讐の炎が燃え上がり、犬飼を失脚させ、泰生を突き落とした犯人を見つけて息子以上の苦しみを味わわせると決意した。
亨は、手始めに犬飼の政策秘書で金庫番の虻川勝次(田口浩正)の排除を狙った。虻川のハラスメントに苦しんでいた私設秘書の蛍原梨恵(小野花梨)と、犬飼に個人的な恨みを持つ秘書見習い、蛯沢眞人(杉野遥亮)も亨に協力。「週刊新時代」記者、熊谷由貴(宮澤エマ)も味方になり、虻川のパワハラが記事化された。さらに犬飼さえも知らない金の流れを記した裏帳簿も亨に暴かれ、虻川は、犬飼からクビを言い渡された。