NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第81話が27日、放送され、ヒロインの幼なじみ、梅津貴司役を演じる赤楚衛二の芝居を絶賛する声がSNSに殺到した。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、ヒロインの岩倉舞(福原遥)がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。
貴司は、岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の一人息子で、高校卒業後、サラリーマンになったがその仕事になじめず、退社後は各地を転々としながら行く先々で仕事をして詩を書くという生活を送ってきた。現在は、幼少期に詩歌と出会うきっかけとなり、心の拠り所になっていた古書店「デラシネ」を引き継ぎ、詩の創作活動に励んでいる。第78話(24日放送)では、自作を「短歌の芥川賞」ともいわれる長山短歌賞に応募した。
短歌賞の担当者から電話が…
この日、舞がデラシネを訪れている間に、賞の担当者から電話がかかってきた。貴司は、受話器を握りながら無言で結果に耳を傾け、「ありがとうございます」と言って電話を切り、その後、呆然とした。心配した舞が声をかけると「僕の短歌が長山短歌賞受賞したて…」とポツリ。結果を聞き大喜びする舞の手を握り直し、短歌を一緒に選んでくれた舞に感謝の言葉を述べた。舞は自分は何もしていないと謙遜。その後、我に返り「ああごめん」と慌て、貴司の手を離した。
朝ドラ視聴者の反応
結果を黙って聞き、その内容を表情のみで表現した赤楚の演技を多くの視聴者が絶賛。SNSには「不安と驚きと信じられないような喜びが伝わってきて、表情にグッときました」「赤楚くんの演技力に任された電話のシーンすてきだった」「電話とってから途中から音がなくなったとこ…貴司くんの目がキラッてなるのすごい」「貴司くんの目にハイライトが入る演出すごい!?」「電話の途中から瞳に光が灯るのすごすぎたな あれはご本人の目の演技なの?照明さんの仕事なの?」などの感想が寄せられた。