海上保安庁は26日、東京・小笠原諸島の西之島を上空から観測した結果、25日に小規模な噴火を確認したと発表した。黒灰色の噴煙が火口から出ており、活発な状態にあるという。島周辺のほぼ全域で海水の変色も確認された。
海保によると、噴煙は高さ約900メートルに到達。水蒸気などが上がっている噴気帯も拡大しており、海保の航空機に同乗して現場を観測した東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「再び活発化に転じた可能性が高い」とみている。
海保は、西之島周辺を航行する船舶に注意を呼び掛けている。