NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第79話が、25日放送され、クワバタオハラ・くわばたりえ演じる梅津雪乃が口にした「名言」が話題になり、ツイッターで「雪乃さん」「平安時代」がトレンド入りした。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の岩倉舞(福原遥)がさまざまな人たちと絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。雪乃は、舞の隣家のお好み焼き屋「うめづ」の女将で、舞の幼なじみ貴司(赤楚衛二)の母。舞の母、めぐみ(永作博美)の良き相談相手でもあり、何かとツッコんでくる夫の勝(山口智充)と丁々発止の会話を繰り広げ、ドラマを明るくしている。
この日、雪乃は、城崎温泉のおみやげをもって岩倉家を訪問。めぐみと2人でお互いに我が子の近況を報告した。
夫の浩太(高橋克典)の急死で4年前に町工場「IWAKURA」の社長に就任しためぐみが、舞が会社でプロジェクトリーダーとして航空機部品の試作に挑戦しているなどと話すと、「いつの間にか立派になってな…。浩太さんいはったら喜んだやろにな」と雪乃。舞は27歳になり、そろそろ結婚をと心配するめぐみに、雪乃は、「あんなぁ、今の若い子いうのはのんびりしてんねん。うちの貴司なんかでも一生独身ちゃう? 短冊にな、短歌書いてモテんのは平安時代までやっちゅうねん!ホンマに」と顔をしかめながら笑った。
貴司は高校卒業後、サラリーマンになったがその生活が合わず、会社を退職後は全国を回りながら各地で働き、そこで短歌や俳句の創作活動をしてきた。貴司が東大阪に帰ってきた際には、その作品が新聞に掲載されたことを舞たちに話し、「先生」などと呼んでからかい、息子から「先生ちゃうわ」とツッコまれた。雪乃らしい表現にめぐみも「お互い、心配なことやなぁ」と同調した。
朝ドラ視聴者の反応
雪乃の“名言”に視聴者は大盛り上がり。SNSには「平安時代までやっちゅうねんってアドリブかな?めちゃくちゃ笑った」「名言すぎるw」「雪乃さんのパワーワード頂きました」「ツッコミ冴えわたってんなぁw」「たかしのおかん、あの短い饅頭トークで短歌詠んでんだよ恐ろしい」といった感想がズラリ。
「貴司の色気にノックアウトされてる人かなりいてはりますよ」「息子さん、令和で大変なことになってるよと教えたい」「貴司くんがどんだけフェロモン撒き散らしてるのか分っとらんのか雪乃さん 彼がその気になったら老若男女、全人類一撃やぞ」といったツッコミも相次いだ。