北海道では25日、降雪による視界不良が原因とみられる車の事故が相次ぎ、少なくとも3人が負傷した。北海道警が詳しい状況を調べている。
道警札幌・北署によると、25日午前10時ごろ、北海道当別町の国道337号で計9台が絡む多重事故があり、3人が軽いけがをした。現場は片側2車線のカーブだった。
午後2時50分ごろには札幌市の道道で計5台が絡む玉突き事故が発生。札幌・東署によると、3人が体の痛みを訴えたが、病院には搬送されなかった。現場は片側3車線の直線。運転手らは「前が見えなかった」などと話しているという。
栗山町の道道でも午前6時ごろ、除雪機を押しながら道路を歩いていた近所の男性(73)と乗用車が衝突。栗山署によると、男性は腹部の痛みを訴えているという。
札幌管区気象台によると、当別町には暴風雪警報、札幌市と栗山町には風雪注意報が出ていた。