24日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日続伸し、前日比104・40ドル高の3万3733・96ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化に伴う景気後退懸念が和らぎ、買い注文が優勢となった。
ただ、FRBが金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が今月31日から開催されるのを控えて様子見ムードも強く、値動きは限られた。決算発表が本格化する中、各社の業績を見極めたいとの思惑も働いた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は3営業日ぶりに反落し、30・14ポイント安の1万1334・27。
個別銘柄では保険のトラベラーズ、通信のベライゾン・コミュニケーションズの上昇が目立った。化学・事務用品の3M(スリーエム)は下げた。(共同)