日本チェーンストア協会が25日発表した令和4年の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年比1・9%増と3年連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルス感染対策の行動制限解除で外出機会が増え、衣料品や日用雑貨などが好調だった。売上高の約7割を占める食料品は、値上げに伴い単価が上がった一方で買い控えが響き、0・2%の微減だった。
衣料品は4・0%増、日用雑貨や医薬品を含む「住関品」が6・9%増だった。食料品は、総菜が2・4%増と好調だったが、農産品や畜産品、水産品が伸び悩んだ。新店を含む全店ベースの売上高は0・4%増の13兆2656億円だった。