新名神高速道路の四日市ジャンクション(JCT、三重県)―甲賀土山インターチェンジ(IC、滋賀県)間の上下線の複数箇所で25日午前に発生した車の立ち往生。三重県警によると、積雪のため、発生場所を含む区間が通行止めとなった午前3時50分ごろに起き、この区間を抜ける前に多数の車が動けなくなったとみられる。
通行止めとなったのは四日市JCT―亀山西JCT間の上下線と亀山JCT―甲賀土山IC間の下り線。この区間は上下線で計約73キロ。
25日午後時点で、通行止め区間の全線で積雪がある。車が道路をふさぎ除雪車が入れないため、中日本高速道路の社員らが人力での除雪と、最寄りの出口まで車の誘導を進めている。立ち往生した車両に飲み水や軽食、使い捨てトイレを配った。
三重県の亀山市消防本部によると、吐き気を訴えて119番した男性(40)は、体調が落ち着き、救急要請を取り下げた。