世界的デザイナー、コシノジュンコさん(83)が初めてプロデュースしたレストラン「Café de JUNKO」が25日、ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)に期間限定でオープンした。
岸和田市出身のコシノさんは「大阪来てな大使」を務めており、「大阪来てな!キャンペーン」の一環。レストランのテーマは、自身のコンセプトでもある「対極」を黒と白で表現したという。メニューは大阪名物「岩おこし」を使用した前菜や、黒のパンに厚焼き玉子をはさんだ〝タテジマサンド〟など、目で見て、食べておいしく、大阪らしい料理を提供している。
この日は内覧会も行われ「料理はデザイン。まず目で見て、目で食べる」というコシノさんのイチ押しは「コシノジュンコ流お好み焼きフォアグラ添え」。ソースにイカ墨を加え、マヨネーズにも竹炭を入れており、黒を表現。その上にフォアグラが添えてあり「食べて感動することが大切。一般のお好み焼きと違って、食べたことない味と思います」と絶賛した。
店内には1970年の大阪万博の時代「サイケの女王」と呼ばれたコシノさんの写真などを展示。「楽しかった70年代を写真とともに体感しながら、真っ黒と真っ白な料理を堪能してもらえたら」としている。
料金はランチコース3500円~、ディナーコース6000円~。2月12日まで。