女優、福原遥が主演を務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)の第17週「大きな夢に向かって」の第79話が25日、放送される。
「舞いあがれ!」これまでの流れ
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の岩倉舞(福原)がさまざまな人たちと交流を重ねながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。
航空学校を卒業した舞は、航空会社「ハカタエアライン」への入社を控えていたが、実家のネジ工場、IWAKURAを経営する父、浩太(高橋克典)の急死を受けてパイロットになることを諦め、リーマンショックの影響で経営危機に直面したIWAKURAを再建させるべく、社長に就任した母、めぐみ(永作博美)を支えていくことを決意した。
めぐみはまず会社の営業強化を目指し、舞を営業担当に抜擢。最初はまったく成果があがらなかったが、ベテラン工員から自社のネジについて学んで営業スキルを身につけた舞は、得意先から薄型テレビに使うネジの見積もりを出してほしいと頼まれた。
まためぐみは、資金調達のため、舞の兄で投資家の悠人(横山裕)に連絡。自動車業界はリーマンショックの打撃から持ち直しつつあり、高い技術と設備を持つIWAKURAはこれから伸びていくと力説し、工場を買い取ることで会社に投資してほしいと頼んだ。悠人はこの話を受け入れ、めぐみは借金を完済。舞が獲得した仕事も大量受注につながり、全従業員が前向きな気持ちでIWAKURAが新しいスタートを切った。
そこから4年の月日が流れ、2013年夏、舞はIWAKURAで営業のエースに成長。会社の業績も右肩上がりで、めぐみは機械と人員を増やすか悩んだ。ある日、舞は、飛行機部品を作るという浩太の夢を実現するため、航空機産業参入支援セミナーに参加しようとめぐみを誘った。めぐみは、今の会社にはまだ無理と難色を示したが、舞はやる気さえあれば不可能ではないと説得。すでにそれに向けた勉強を始めていると話し、父が果たせなかった夢を叶えたいと訴えた。娘の熱意にめぐみは根負け。最後は「わかった」と受け入れた。