23日午後3時35分ごろ、名古屋市中川区小本の路上で、名古屋臨海高速鉄道(同市)の委託業者が線路の置き石をするカラスを追い払うために飛ばしていたタカが、散歩中の小型犬トイプードルを襲い、犬を守ろうとした飼い主の女性が手の指に軽傷を負った。
同社によると、タカは委託先の害鳥駆除業者が同日午後2時ごろから、放鳥していた。女性のけがはタカによるものなのか、散歩用のリードがこすれるなどしたものなのかはっきりせず、犬がけがをしたかどうかも不明としている。
同社は名古屋市などが出資する第三セクター鉄道。カラスが線路に石を置くため、昨年12月から今年1月までの間、タカを使った対策を初めて実施していたが、今回の問題を受けて駆除は中止する。同社は「被害者には大変申し訳なく思う」と話している。