俳優、小出恵介(38)が23日、東京都内で行われた主演映画「銀平町シネマブルース」(城定秀夫監督、2月10日公開)の先行上映舞台あいさつに登場した。同映画は時代遅れの愛すべきミニシアターを舞台に贈る群像悲喜劇。
2018年に前所属事務所と契約終了後、20年に日本での活動を再開。同作が本格的な映画俳優復帰作となった小出は「2021年夏にお話をいただいて、ちょうど活動を再開して初めてドラマをさせていただいた後で。ぼくは映画でデビューしているので、絶対映画にまた出たいという思いも強くて…非常に思い出深い作品となりました」と感慨深げ。作品については「ひとつのテーマとして再生っていうものがあると思います。この作品を通して自分も再生していきたいと思えました」と力を込めた。
また、イベント最後には「いまはなんでもすてきであることが求められると思うんですけど、すてきじゃなくてもいい、ずれてても遅れててもいいっていう優しさが感じられる作品。自分が立ち止まったことがあっても、それでもいいじゃんと思える作品です」と熱烈アピールした。
共演のシンガーソングライターで俳優、藤原さくら(27)は初の映画出演に「長回しも多かったので、緊張感があった」とドキドキ。小出については「気軽に同じ目線で話しかけてくださって、みんな大好きな座長でした」と絶賛した。