草なぎ剛が主演を務める連続ドラマ「罠の戦争」(カンテレ・フジテレビ系)。第1話(16日放送)の流れを振り返りながら、23日に放送される第2話のあらすじを紹介する。
「罠の戦争」第1話のながれ
愛する家族を傷つけられた議員秘書、鷲津亨(草なぎ)が、知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる復讐劇。
衆議院議員、犬飼孝介(本田博太郎)は、付き合いの良さと得意の土下座、第一秘書を務める亨の献身的なサポートにより、与党・民政党の議員として内閣府特命担当大臣にまで上り詰めた。しかし、女性を軽視した発言で世論の強い反発を招き、幹事長の鶴巻憲一(岸部一徳)や厚生労働大臣の鴨井ゆう子(片平なぎさ)、そして内閣総理大臣の竜崎始(高橋克典)からも、どこか冷ややかな目で見られている。犬飼が大臣秘書官に任命した息子の俊介(玉城裕規)が、地元の建設会社から不正な金を受け取っているとの噂もあった。
犬飼の大臣就任後初の政治資金パーティーが行われ、会場には鶴巻や竜崎も姿を現すなか、招待客の対応に追われていた亨に、妻の可南子(井川遥)から、中学生の息子、泰生(白鳥晴都)がけがをして意識不明の重体だとの知らせが入った。何者かに歩道橋から突き落とされたとの目撃情報があったものの、事件の翌日、捜査を担当する刑事から亨に、事故の可能性が告げられ、犬飼からも、事故として受け止め、犯人を追及しないようにと圧力がかかった。拒む享に、犬飼は息子の不正献金授受の疑惑をなすりつけ、脅しをかけた。さらに、要求に応じれば、泰生の治療にかかる医療費も支援すると約束。最後は土下座して頼み込んだ。表向きは犬飼の頼みを受け入れたかに見えた亨だったが、その胸の内では怒りの炎が燃え上がっていた。