米グーグルの持ち株会社アルファベットが全社員の6%に当たる約1万2千人を削減すると、ロイター通信が20日報じた。削減対象は人事などの基幹部門や技術、制作に関わる部門に及ぶ。米国をはじめ各国の社員が対象となる。
米IT業界では、マイクロソフト(MS)が約1万人の削減を発表するなど、景気後退懸念の強まりから人員削減が相次いでいる。
アルファベットのピチャイ最高経営責任者(CEO)は社員に宛てたメッセージで「サービスと製品の価値の高さ、人工知能(AI)への早期の投資のおかげで、われわれには大きなチャンスがある」と述べ、事業回復に自信を見せた。(共同)