あざ確認も虐待の可能性検討せず 富田林女児熱中症死、検証部会が報告書

産経ニュース
報告書について説明する才村純部会長=20日午後、大阪府庁
報告書について説明する才村純部会長=20日午後、大阪府庁

大阪府富田林市で昨年6月、小野優陽(ゆうは)ちゃん=当時(2)=が自宅に放置され熱中症で死亡した事件をめぐり、大阪府の検証部会は20日、行政サイドのリスク評価が不十分だったとする報告書を公表した。市は事件前に、優陽ちゃんの顔や腕にあざや切り傷があることを計8回把握しながら、虐待の可能性を検討していなかった。

報告書によると、市は令和2年11月~4年2月、通っていた保育所からの通報や面談などで優陽ちゃんの頰や腕にあざや切り傷があることを把握。しかし、祖母が「机や壁にぶつかった」などと話したことから、安全配慮不足によるけがと判断していた。

小野優陽ちゃん(ツイッターから)
小野優陽ちゃん(ツイッターから)

優陽ちゃんは同年代と比較して発育に遅れが出ており、保育所の欠席も多かったが、市は3年12月、一度も家庭訪問をしないまま児童福祉法上の「要保護児童」からリスクが低い「要支援児童」へ切り替えていた。報告書は、客観的事実に基づく調査、検討が不十分で、家庭訪問や祖母への指導などの対応も取っていなかったと指摘した。祖母は市に「孫より(同居する)実子がかわいい」と話していたという。

部会長を務めた東京通信大の才村純名誉教授(児童福祉論)は「常に虐待が起きているのではないかと考え、客観的な証拠を集めてリスクを判断すべきだ。再発防止に報告書を生かしてほしい」と述べた。

一方、市では職員が1人あたり年間138件の虐待事案を担当するなど業務過多となっていたとし、国に職員の配置基準の明確化などを求めた。

事件では、祖母の小野真由美(46)と内縁の夫の桃田貴徳(51)の両被告が、保護責任者遺棄致死罪などで起訴されている。両被告は、優陽ちゃんの手足を縛って柵に閉じ込め、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)に2泊3日で出かけていたとされる。

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