19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比252・40ドル安の3万3044・56ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続して景気後退に陥るとの懸念が強まり、売り注文が優勢となった。
朝方発表の米週間失業保険申請件数が市場予想より少なく、労働市場の堅調さを示した。FRBが利上げを継続するとの観測が高まり、投資家がリスク回避姿勢を強めた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も続落し、104・74ポイント安の1万0852・27。
個別銘柄では、住宅用品販売のホーム・デポや化学・事務用品の3M(スリーエム)の下落が目立った。保険のユナイテッドヘルス・グループは買われた。(共同)