仙台市で遺体を損壊し、遺棄したとして男女が逮捕された事件で、宮城県警が、殺人容疑で住所不定、無職、前田広樹容疑者(30)と、青森市大野片岡、接客業、山口優容疑者(31)を再逮捕する方針を固めたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
両容疑者は昨年12月29日未明、青森署に自首。県警は30日、仙台市青葉区のアパートで身元不明の遺体を損壊し、同市若林区に遺棄したとして、死体損壊と死体遺棄の疑いで、両容疑者を逮捕した。その後、遺体の身元は知人の青葉区立町、職業不詳、佐藤大貴さん=当時(22)=と判明した。
捜査関係者によると、遺体は仙台市若林区沿岸部で、土の中に埋められたスーツケースの中から見つかった。
関係者によると、佐藤さんは、アルバイトで働いていた飲食店に前田容疑者が客として訪れたことから親しくなり、前田容疑者が当時暮らしていたアパートに出入りするようになった。