20日の東京株式市場の日経平均株価は反発した。終値は前日比148円30銭高の2万6553円53銭。外国為替市場で円安ドル高が進み、輸出関連企業を中心に業績が改善するとの期待から、午後に入って買いが膨らんだ。
東証株価指数(TOPIX)は11・25ポイント高の1926・87。出来高は約9億5200万株だった。
円安の動きは、前日の米長期金利の上昇で日米の金利差拡大が改めて意識されたためで、自動車など幅広い銘柄の上昇につながった。また、平均株価が前日に400円近く下落し、割安感が出た銘柄を買い戻す動きもあった。
一方、前日の米国市場がハイテク株を中心に下落した流れを引き継ぎ、電機や半導体関連銘柄の一角は売られ、相場の重しとなった。朝方は下落で始まり、しばらく前日終値を挟んで一進一退が続いた。