ステルス侵略

日本学術会議廃止こそ最善の策 日本の防衛研究に国費でブレーキ 一方、中国科学技術協会とは協力促進の覚書交わしている〝獅子身中の虫〟

ZAKZAK

「デュアルユースに係わる研究のような安全保障に資する研究を一律に禁止するという趣旨のものではございません。大学の対応状況等について現状の把握を行い、一覧表など分かりやすい形で公表できるように取り組んでまいりたい」

人工知能(AI)やドローン、ロボットなど多くの先端技術は、軍事と民生の明確な境をつけられない多様性を持つことぐらい、小学生でも分かろうというものだ。

学術会議に対し、筆者は15日、現状把握の結果と一覧表作成の経過について質問状を出した。

学術会議事務局から18日、「研究インテグリティ(=健全性・公正性)に係る今後の議論や関係者の取組にどのような影響を与えることとなるか見通し難いところがあることから、事務局における作業は当面保留にしています(一部抜粋)」と回答があった。

まさか、国会での回答を反故(ほご)にするつもりなのか。通常国会で大問題となりそうだ。

■佐々木類(ささき・るい) 1964年、東京都生まれ。89年、産経新聞入社。警視庁で汚職事件などを担当後、政治部で首相官邸、自民党など各キャップのほか、政治次長を歴任。この間、米バンダービルト大学で客員研究員。2010年にワシントン支局長、九州総局長を経て、現在、論説副委員長。沖縄・尖閣諸島への上陸や、2度の訪朝など現場主義を貫く。主な著書に『ステルス侵略』(ハート出版)=写真、『チャイニーズ・ジャパン』(同)、『日本復喝!』(同)など。

『ステルス侵略』書影



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