東京・日本橋で江戸時代から続く弁当屋「弁松総本店」が18日、公式ツイッターを更新。同店を襲った不測の事態にネットユーザーからエールが相次いだことに「おかげさまで今日も元気に営業中です!」などと感謝した。
1850年の創業当時から続く甘辛の濃い味の弁当にこだわる同店。公式ツイッターでは、出張販売やまかないメニューといった情報が発信されている。
外国人従業員についてツイート
17日、熟練した職人でも毎日神経を使って焼いているという玉子焼きの画像とともに、「有給を使って帰国していた工場の外国人従業員。日本に戻る今日になって『奥さんと子供と離れたくないからもう日本には戻らない』との連絡 辞め方は問題ありですが、それが本来の自然な有り様なので恨んではいません。玉子をきれいに焼く子でした」とつづり、フォロワーに「センチな気分の弁松に応援のいいねをお願いします」と呼びかけた。
「応援」のいいね続々
当該ツイートには18日14時点で4万件の「いいね」が付き、慰めや励ましのコメントが殺到。
「お店の思いが人情噺みたいですてきですなぁ。いかにも江戸っ子の心意気で寛大なご配慮、応援したい」「家族は大事 そして送り出せるこの店も良き」「弁松さん、やがて良いこともありますよ。お宅の濃い目の味付けが好きです。ご繁盛になられますように」「家族が大切だから、良い仕事をしようと思って、玉子焼きも上手においしく焼けるようになる努力をされたのだろうな」「従業員さんとやさしい弁松さんのこれからに幸あれ」「これを機にその国に出店するのはどうでしょう?せっかくきれいにたまごを焼ける方もいるようなので」といった声が寄せられた。
感謝のツイート
フォロワーからのエールを受け、同アカウントは18日、当該ツイートに返信する形で「めちゃくちゃたくさんのいいねありがとうございます おかげさまで今日も元気に営業中です!」と感謝。
そのうえで「いただいたコメント一つ一つに回答できず、またそもそも文字数の都合でざっくりまとめた内容で申し訳ないです 縁あっていっしょに働けたことに感謝してます。電話でちゃんとガツンと注意もしましたが」と絵文字を交えて、退職した外国人従業員への対応について補足・説明した。