米西部ニューメキシコ州アルバカーキの警察は、民主党の州議会議員や地元当局者の自宅銃撃を首謀した疑いで、昨年11月の中間選挙に共和党候補として出馬したソロモン・ペニャ容疑者(39)を逮捕した。政治的動機に基づく犯行とみて詳しく調べている。
米メディアによると、銃撃は昨年12月から今月にかけて発生。いずれも負傷者はなかったが、今月3日深夜には州上院議員宅に10発以上が撃ち込まれ、うち3発が娘(10)の寝室の壁を貫通したという。ペニャ容疑者は共犯者に金銭を支払い銃撃を依頼したほか、現場で拳銃を撃とうとした疑いも持たれている。
容疑者は州下院選で民主党候補に得票率26%で敗れたが、不正選挙だったと一方的に主張。ツイッターに「負けは決して認めていない。選択肢を模索している」などと投稿していた。
また、自身が「(過激なトランプ前大統領支持者を指す)MAGAの王だ」と書き込み、2024年大統領選に出馬表明したトランプ氏を「支える」と強調していた。(共同)