米IT大手のアップルは日本時間の17日深夜、デスクトップPC「Mac mini」の新型モデルを発表した。搭載チップが高性能のものに刷新されながらも、8万円台からという価格設定に、ネットユーザーの注目が集まっている。
小型筐体のモジュール型PCのエントリーモデル。デザインは従来型と同じだが、搭載チップが最新のM2、M2Proに刷新され、M2 Proを搭載した上位モデルではプロレベルのパフォーマンスを実現するという。メモリーの上限もこれまでの16GBからM2搭載の下位モデルで24GB、上位モデルで32GBまで拡張可能になったほか、上位モデルでは、背面のThunderbolt 4ポートが従来の2基から4基に増やされた。
税込み価格はメモリーやストレージなどの希望する仕様によって異なるが、下位モデルが8万4800円からで、上位モデルが18万4800円から。公式オンラインショップでは、すでに販売予約の受け付けが始まり、2月3日から販売される。
発表直後から注目が集まって、ツイッターには反響が殺到し「Mac mini」がトレンド入り。最も関心を集めているのは価格設定で、「このご時世でMacが8万円台からならアリ寄りのアリ」「最近のMacにしては安めだよね」「M2が10万切り、M2 Proが20万切りはおいしい」などの受け止めが目立った。
円安などで昨年は同社製品の値上げが大きな話題となったこともあって、「iPhone14のほうが高いのか」といった反応も。「M2Pro積めるのはいいね」「性能的には下位モデルで十分だけど、上位モデルのポート数多いのは惹かれる…」「(プロシューマー向けでモジュラー型の)Mac Studioだとオーバースペックだが(ディスプレイ一体型のエントリーモデル)iMacではちと弱いと思ってた人に対する答えとしては100点に近いのではなかろうか」など、より高性能な上位モデルに興味を示すユーザーも少なくなかった。