日本代表の栗山英樹監督は、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の大まかな大会ルールが主催者から伝えられたことを17日、明らかにし、先発投手が降板後も指名打者(DH)で継続出場できる通称「大谷ルール」が適用され大谷翔平(エンゼルス)の起用に幅を持たせられる見込みとなった。
また、1次リーグ後と準々決勝後に投手のみ、それぞれ登録外の選手と2人ずつの交代が認められる見通しで、大会中に入れ替える可能性を示唆。今季から米大リーグ、メッツに移籍した千賀滉大投手らが候補に挙がり、中継ぎ陣の強化に活用する。「短いところ(イニング)を投げる投手がたくさんいた方がいい。やる、やらないは別問題。選択肢が多い方がいい」と話した。
投球数制限は前回と同様に1次リーグは65球、準々決勝は80球、準決勝と決勝は95球を超えると次打者に投球できなくなる。1死だけ取ってイニング途中に降板するワンポイント救援は禁止される。
この日は、東京都内の野球殿堂博物館でイベントに出席し「(日本ハム時代を含め)12年間の監督生活が3月で終わるつもりで、全てを懸ける」と意気込んだ。