ヤクルトが、球団OBで元監督の真中満氏(52)=サンケイスポーツ専属評論家=を2月の沖縄・浦添キャンプに臨時コーチとして招聘(しょうへい)することが15日、分かった。2017年限りで監督を退任後、プロ野球選手相手には6年ぶりの指導者〝復帰〟で、期間は2月6―12日。同時期には元監督の古田敦也氏(57)も臨時コーチを務める予定で、強力な〝監督タッグ〟が結成される。高津臣吾監督(54)は球団初となるリーグ3連覇へ若手の台頭を求めており、新戦力を育てる。
球団初のリーグ3連覇へ、さらなる〝燕軍〟が加わる。2月1日に沖縄・浦添で始まる1軍の春季キャンプで、ヤクルトがOBで元監督の真中氏を臨時コーチで招聘することが判明。6―12日と短期間だが、濃密な指導が期待される。
高津監督は新年を迎え、悲願のV3へ「絶対に難しいシーズンになると思う。簡単ではないと思うので、覚悟を持って進んでいきたい。難しい問題や高い壁にぶち当たることもたくさんあると思うけど、みんなでその壁を乗り越えていけたら」と多くの力を結集し、頂点に駆け上がる決意を明かしていた。
真中氏がその一助を担う。93年にヤクルトに入団し、現役時代は4度のリーグ優勝と日本一に貢献。長く中堅手のレギュラーとして活躍し、通算1122安打を放った。08年に現役引退後は2軍打撃コーチ、2軍監督などを歴任。1軍チーフ打撃コーチを務めた14年には最下位ながら、リーグトップのチーム打率・279、12球団トップの667得点を誇る強力打線を形成し、1軍監督1年目の15年に14年ぶりのリーグ優勝に導いた。