NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第71話が13日、放送され、ヒロイン岩倉舞(福原遥)と恋人の柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)が別れ、視聴者から舞の幼なじみ、梅津貴司(赤楚衛二)を推す声が続々と寄せられている。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の舞がさまざまな人たちと絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。この日は第15週「決断の時」(第67~71話)の最終話で、実家の工場「IWAKURA」の社長だった父、浩太(高橋克典)の急死を受け、舞はリストラ対象となった3人の社員の再就職先を探すため奔走。そんなさなか、柏木が舞を訪ねてきた。
2人は航空学校の同期。ともに厳しい訓練に励み、舞は航空会社「ハカタエアライン」から内定をもらったが、リーマンショックの影響で入社が1年延期となり、その間、経営難に陥った実家を無給で手伝っていた。この日、舞は柏木に「内定を辞退する」と伝え、工場を立て直すことが今の自分にとって一番大事なことだと告げた。これに柏木は「短い間でも一緒に空を目指せて幸せだった」という言葉をかけ、その場をあとにした。舞は自宅の部屋で写真を見つめながら涙を流し、母のめぐみ(永作博美)に「別れた。目指すもんが違ってしもた」と伝えた。
この急展開に朝ドラファンは「いきなり別れるとは」「どういうことやねん」とビックリ。柏木は第55話(昨年12月16日放送)で貴司と対面した際に「舞のことはこれから僕が支えていきます」と宣言し、浩太が急死した直後には舞を「パイロットになって親孝行すればいい」と励ましていたことから、「貴司くんに『舞は俺が支える』って言ったじゃん」「え?柏木ってパイロット・舞ちゃんじゃないと一緒に生きていけないの? 条件付きの愛情だったわけ?」「パイロット目指してる舞が好きだったんだよな」といった声が寄せられた。