日本列島は13日、北海道や東北など北日本を中心に1月の記録を更新する高温となる地点が相次いだ。日本の南の海上にある移動性高気圧の縁を沿い、暖かく湿った空気が流れ込んだのが原因。14日は北から寒気が入るため北日本では寒さが戻るが、東・西日本は高温が続くとみられ、気象庁は雪崩や融雪に注意を呼びかけている。
気象庁によると、中国大陸から東に進んできた高気圧が12日ごろから太平洋上にとどまり、全国的に気温が上昇。13日朝からは北海道の北側で前線が東に延び、高気圧の縁を北上してきた暖気を押しとどめたため、特に北日本で高温になったとみられる。
13日午後6時時点で、北日本で最高気温が1月の1位となったのはタイを含めて69地点に上り、うち北海道は47地点。松前町では11・9度を観測した。青森県野辺地町は12・8度、秋田県由利本荘市は14・0度、福島県いわき市は17・5度まで上昇した。