ベラルーシの独立系軍事メディアは12日、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍が攻撃拠点としているベラルーシ南東部ゴメリ州のジャブロフカ飛行場に、地対空ミサイルや移動式防空システムなどが配備されていると衛星画像の分析を基に伝えた。
ロシアの同盟国ベラルーシが参戦する可能性をウクライナは警戒。ゼレンスキー大統領は11日、北西のベラルーシ国境防衛について会議を開き、強力な部隊は確認できないが「備えは必要だ」と対策を訴えていた。
報道によると、配備が分かったのは地対空ミサイルの「S300」と「S400」計9基や移動式防空システム「パンツィリ」、レーダーなど。欧州航空機大手エアバスの衛星による7日の画像を軍事専門家が分析、同飛行場が引き続きロシア軍の基地になっていると指摘した。ロシアはウクライナ侵攻で、地対空ミサイルを対地攻撃にも使っている。(共同)