インドを訪問中の自民党の萩生田光一政調会長は11日、モディ首相の与党、インド人民党のナッダ総裁と首都ニューデリーで会談し、日印関係強化に向けた政党間交流の推進で一致した。萩生田氏は、日本の防衛力強化に向けた国家安全保障戦略改定を踏まえ、安保協力を含めてインドと緊密に連携したいと表明した。ジャイシャンカル外相とも夕食を交えて意見交換した。
日印両政府は「自由で開かれたインド太平洋」の理念を共有し、経済や安保を含む幅広い分野で連携している。萩生田氏の訪問は与党交流を深め、重層的な関係を築くのが目的。インドを重視した故安倍晋三元首相の最側近として、遺志を継ぐ狙いもありそうだ。(共同)