伊豆大島(東京都大島町)で29日から約2カ月間にわたり「第68回伊豆大島椿(つばき)まつり」が開かれるのを前に、観光大使の「ミス大島」や町長らのキャラバン隊が11日、都庁の小池百合子知事を訪問。新型コロナウイルスによる規模縮小を経て3年ぶりに本格開催する椿まつりをPRした。
大使らから椿の苗木や花束を贈られた小池氏は「春を届けてくださりうれしい。島の活性化をしっかり応援していく」と述べ、三辻利弘町長は「島の経済回復が課題。椿まつりで来島者の増加に期待している」と力を込めた。
町によると、面積91平方キロの島内には推定3百万本の椿が自生。既に開花が始まっており、見頃は3月末ごろまで続くという。椿まつりは3月26日までで、期間中には「大島民謡」や「あんこの手踊り」など郷土芸能の披露や「椿の女王コンテスト」などを催すほか、コロナ禍で中止・縮小していた「夜祭り」やライトアップも行う。