地震時に通電遮断「感震ブレーカー」、東京都が木造密集地域の32万世帯に無料配布へ

産経ニュース
東京都の小池百合子知事=6日、東京都荒川区(植木裕香子撮影)
東京都の小池百合子知事=6日、東京都荒川区(植木裕香子撮影)

小池百合子知事は10日、令和5年度の当初予算案の編成を巡り、防災力強化のため、木造住宅密集地域(木密地域)の計約32万世帯に、地震を感知して電気の通電を遮断する機器「感震ブレーカー」を無料配布する計画を明らかにした。予算案の知事査定後、報道陣の取材に応じた。

感震ブレーカーは、コンセントに差し込んでおくと、地震の強い揺れの際、通電を遮断する機器。揺れで電気ストーブが倒れ、停電後の再通電によって火災が発生する「通電火災」などの危険を抑制できる。

機器は1つ5千円程度。都内の木密地域の計約32万世帯への配布を予定しており、予算案には約20億円程度を計上する。5年度中の配布完了を目指す。

このほか、7年度までに防災船を大小計4隻竣工(しゅんこう)させる予定で、5年度は新規事業として4億円の計上を予定している。

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