安倍元首相銃撃から半年 現場に残るのは簡易なパイプ柵

産経ニュース
安倍元首相銃撃事件から半年。現場では、手を合わせる人の姿が見られた=8日午後、奈良市(柿平博文撮影)
安倍元首相銃撃事件から半年。現場では、手を合わせる人の姿が見られた=8日午後、奈良市(柿平博文撮影)

安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され死亡した事件は8日、発生から半年となった。現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅前では、手を合わせたり黙禱(もくとう)をささげたりして、凶弾に倒れた安倍氏を追悼する人の姿が見られた。

この日に合わせて訪れたという大阪府箕面市のパート、氷貝勇気さん(25)は「今でも言葉にならないくらい残念。素晴らしい人物だったので、どうか天国で元気で過ごしてほしい」と悼んだ。

事件現場を巡っては、奈良市の仲川げん市長が昨年10月、付近に慰霊碑などを設けない方針を示し、従前の計画通り車道に整備される。安倍氏が倒れた場所はガードレールが撤去され、現在は簡易なパイプの柵が置かれている。

事件当時とは様子が変わった現場で手を合わせた大阪府茨木市の無職、森繁男さん(74)は「跡形もなくなってしまうのは残念。せめて慰霊碑などの形で残してほしい」。奈良県生駒市の無職、浜田直也さん(69)も「外交などで数々の成果を残し国葬まで行った人物に対し、何も残さないのはおかしい」と疑問を口にした。

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