ロシアの侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領は6日の国民向け声明で、米国とドイツによる歩兵戦闘車の提供発表などを受け「パートナーとの防衛協力を新段階に引き上げることができた」と述べた。岸田文雄首相と同日に電話会談したとし、「先進7カ国(G7)議長国の日本と一緒に共通の安全保障のために行動できる」と期待した。
米国とドイツは5日の首脳共同声明で、それぞれブラッドレー歩兵戦闘車とマルダー歩兵戦闘車を提供する方針を明らかにした。ドイツは米国に続いて地対空ミサイルシステム「パトリオット」も送る。ゼレンスキー氏は「より多くの防空システムや戦闘車、エネルギーなど全てが、ロシアの新たなテロからウクライナと欧州を守ることになる」と強調した。日本の発電機支援にも謝意を表明した。(共同)