3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表の12選手が6日、先行発表され、エンゼルスの大谷翔平投手(28)は栗山英樹監督(61)とともに東京都内での記者会見に出席。初出場となるWBCへ向け「優勝だけを目指す」と力強く宣言した。豪華な顔ぶれの「ドリームチーム」で2009年の第2回大会以来の世界一を狙う。
――意気込みを
「素晴らしい選手が集まってくれているので、優勝だけを目指して頑張りたい。個人的には日本でプレーするのは久しぶりなので、そこも一つ楽しみ」
――ダルビッシュと初めて同じチームでプレーする
「個人的には、すごく特別なこと。球団(日本ハム)の先輩でもあり、僕が一番、野球が楽しかった時期に日本を引っ張ってきた選手の一人。一緒にできるというのは自分にとっても、チームにとっても素晴らしいこと」
――出場の決断における栗山監督の存在は
「本人の目の前で申し訳ないですけど、おそらく誰が監督でも出たいという気持ちは前向きだったと思う。ただ、自分のことを知ってくれている監督が指揮を執ってくれることは選手にとっていいこと。決断する容易さは栗山監督だったからこそ、というのはあるかもしれない。こうやっていい選手が集まっているのは、そこに要因があるんじゃないかなと」
――米国の印象は
「米国に限らずトップのトップが集まっている印象。あんなにすごい選手たちが集まるとは正直、思っていなかった。見るだけで価値のあるメンバー。難しい戦いになるのは分かりきっているが、精いっぱい日本の野球で頑張っていきたい」
――日本の強みは何か
「投打のバランスで見たときは、やっぱり投手力の方がバランス的には上。短期決戦は特に投手が重要ですし、素晴らしい投手がたくさんいるので投手力かなと」
――初対面の選手も多い中で、コミュニケーションの取り方は
「とりあえず、話すこと。自己紹介からだと思う。年齢が上か下か分からない選手もいるので、最初は全員、敬語から入りたい」
――自身の調整は
「今のところ、ペースは例年通り。体調はいい。このままの流れでいけば、いい状態で臨める」