3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の12選手が6日、先行発表された。
ロッテ・佐々木朗希投手(21)は日本代表のメンバーに名を連ね、球団を通じて「日本の優勝のために自分ができる精いっぱいのピッチングができればと思っています」と世界一奪還へ闘志を燃やした。
昨季史上16人目で完全試合を達成した右腕は、昨年11月の強化試合で初めて代表トップチーム入り。先発したオーストラリア戦では4回4安打無失点に抑えた。
滑りやすいとされるWBC使用球の制球に苦しんだ経験から、「まずはボールになれることが重要」とオフは同球で練習を積み、順調に準備を進めている。〝令和の怪物〟が世界の舞台で新たな物語を紡ぐ。(武田千怜)