【ワシントン=坂本一之】米国の国務省と国防総省は5日、外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を11日にワシントンの国務省で開催すると発表した。日米同盟の強化に加え、弾道ミサイル発射を強行し続ける北朝鮮問題や軍事、経済で覇権拡大を図る中国への対応などについて協議する見通し。
2プラス2には米国からブリンケン国務長官とオースティン国防長官、日本から林芳正外相と浜田靖一防衛相が参加する。
国務省のプライス報道官は5日の記者会見で、「日米同盟の近代化」について議論されるとの見通しを示した。日米同盟は「自由で開かれたインド太平洋地域の礎であり続ける」と指摘した。
また、国防総省のライダー報道官は5日の記者会見で、「21世紀の課題」に対する同盟のあり方を協議すると説明した。
オースティン氏と浜田氏は12日にワシントン郊外の国防総省で防衛相会談を開く。13日はバイデン米大統領と岸田文雄首相がホワイトハウスで会談する。