国内で6日、新たに20万人超の新型コロナウイルス感染者が報告され、累計で3千万人を超えた。令和2年1月に国内で感染者が初めて確認され、約3年で人口の4分の1近くが感染した計算になる。現在の流行「第8波」によってさらに増加が見込まれる。
累計の感染者数は昨年1月初めは200万人に満たなかったが、1年で2800万人以上増えた。背景にあるのは感染力の強いオミクロン株の登場だ。過去の流行の波と比べて感染者が桁違いに増加した。昨年8月がピークだった第7波後に一時減少したものの、10月中旬から再び増加傾向になった。12月以降は20万人を超える日が見られる。
オミクロン株の新たな派生型も現れている。米疾病対策センター(CDC)によると、米国内ではオミクロン株派生型「XBB・1・5」による感染が急増。日本の国立感染症研究所によると、他の派生型よりも感染力が増している可能性がある。