野党は6日、少子化対策の財源を巡り、消費税率の引き上げに言及した自民党の甘利明前幹事長を一斉に批判した。
立憲民主党の泉健太代表は東京都内で記者団に「庶民の生活を分かっていない」と指摘。「物価高で大変な中での増税になる。高圧的な政治では理解は得られない」と語った。また、岸田文雄首相が示した少子化対策強化の方針に関し「今になって一から始めると言っても、全く信頼に値しない」と断じた。
共産党の小池晃書記局長は取材に「消費税増税を財源に考えるなら、全く期待できないどころか、悪夢のような少子化対策になる」と述べた。日本維新の会の藤田文武幹事長は「子育てのような国民が反対しづらい分野にかこつけて、単純に増税するのは反対だ」と表明した。