3月に開かれる野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」のメンバー30人のうち12人が6日、先行発表された。参加の意思を表明していた米大リーガーの大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)、鈴木(カブス)の3選手に加え山本(オリックス)、村上(ヤクルト)、佐々木朗(ロッテ)らが選ばれた。
東京都内で会見した栗山監督は「バランスを考えながら、この形であれば、世界一に近づくと考えて選んだ。必ずや世界一になってみなさんに喜んでもらえる野球をやっていきたい」と決意を述べた。大谷も会見に同席し「素晴らしい選手が集まってくれているので、優勝だけを目指して頑張りたい」と意気込みを語った。
目指すチーム像について、栗山監督は「相手チームによって柔軟に対応できるチームを作りたい」と話した。大谷の起用法は今後、所属するエンゼルスに確認するという。
残り18人は後日、発表予定。米大リーグからは吉田(レッドソックス)の代表入りが内定しているほか、日系選手で日本代表としての出場資格を有しているヌートバー(カージナルス)も最終候補に入っている。栗山監督は「体調が良い選手を見極め、ギリギリまで引っ張りたいのが本音。コーチと会議を重ねながら、しっかり(チームを)作っていきたい」と述べた。
日本代表メンバー
▼投手
大谷 翔平⑯ エンゼルス
ダルビッシュ有⑪ パドレス
山本 由伸⑱ オリックス
佐々木朗希⑭ ロッテ
戸郷 翔征⑫ 巨人
今永 昇太㉑ DeNA
▼捕手
甲斐 拓也⑩ ソフトバンク
▼内野手
源田 壮亮② 西武
牧 秀悟③ DeNA
村上 宗隆(55) ヤクルト
▼外野手
近藤 健介⑧ ソフトバンク
鈴木 誠也(51) カブス
※丸数字は背番号